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Dyna-FET改

Dynaシリーズの最終形態は現在のところDyna-GBF-FETなのだが、
DCサーボの問題でいろいろあった顛末はこちら
ただ、この回路図はdiamond bufferの回路が間違っているので、
差し替え予定です。

DCサーボを非反転型にするとdiamond bufferを実装するのが、
かなり厳しくなる。

ということで、非反転型DCサーボを付けdiamond bufferを省略して
DynaFET改として作ってみた。



出力のFETにはサトー電気で購入した2SK2013/2SJ313を使用した。
180V1Aで値段もそこそこ(¥168/¥210)かつ、フルモールドなので使いやすい。

初段と電圧増幅部はDynaHi, DynaGBF-FETとほとんど同じ。
入力部に100Ω+220pFでcutoff周波数7.2MHzのLPFを入れてある。
バイアス調整はR21で行う。VRにして設定してもよい。
R21=330Ωだとアイドリング電流は50mA弱になる。

位相補正にC2を入れたが、これだけでは発振がとまらなかった。
出力にR42+C3でLPFを入れている。
ドライアンドエラーの結果4R7+0u1で
cutoff周波数は340kHzで発振は止まっているが、
これが妥当なのかは不明。

DCサーボは270K+1u5で0.4Hzでのカットオフに設定してある。

部品表
1 OP07C ±12Vで動作するsingleのものならOK
本当ならJFET入力のLF356Nとか

2 2SK170 Q1, Q2 BLクラス
2 2SJ74 Q3, Q4 BLクラス
1 2SK2013 Q25
1 2SJ313 Q26
4 2SC1815 Q5, Q6, Q7, Q12 GRクラス
4 2SA1015 Q8, Q9, Q10, Q11 GRクラス

2 LED3MM D1, D2 秋月の黄緑LED VF 1.9~2.3V

1 47p C2 積層セラミック
1 220p C1 セラミック
3 0u1 C3, C6, C8  積層セラミック
2 1u5 C4, C5     積層セラミック
2 220u C7, C9    アルミ電解 16V

抵抗はすべてカーボン1/4W
3 4R7 R25, R26, R42
7 100R R1, R3, R9, R10, R16, R23, R24
3 330R R20, R21, R22
3 470R R7, R12, R18
1 1K R19
7 4K7 R2, R6, R8, R11, R13, R17, R27
2 10K R5, R14
2 33K R4, R15
2 270K R28, R29

3 秋月の2Pターミナルブロック
1 秋月のタイプC 17x27穴ユニバーサル基板


部品配置top view


配線top view


配線bottom view

by blueknight611 | 2008-03-08 19:37 | Headphone Amp
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